日本は災害と隣り合わせの国です。近年、大雨による川の氾濫、土砂災害が頻発しています。
そのため、家を建てるのであれば、災害は必ず起こるものと考えて、災害に強い家を建てなければなりません。
災害に強い家を建てるには、構造計算や地盤調査を行うことが重要です。
異常気象?日本で頻発する水害
近年、世界中で異常気象が確認されています。
オーストラリアや中国では大洪水が発生。北アメリカでは熱波による山火事が頻発しているそうです。
最近は日本でも異常気象によるものとみられる水害が頻発していて、テレビからは「命を守るための行動を!」「100年に1度の大雨」などの言葉が聞こえてきます。
特に梅雨末期から真夏、そして台風シーズンには、日本の各地で大雨による川の氾濫、土石流、土砂崩れが毎年のように発生しています。
2014年の広島土砂災害、2019年に各地で川を氾濫させた台風19号は、まだ記憶に新しいところです。
世界的に異常気象が続いていることを考えると、今後も私たちは災害と向き合い続けなければなりません。
そのため、私たち一人ひとりには、水害などの災害が他人事ではないことを理解し、水害に対ししっかり備えることが求められるでしょう。
災害に強い家とは
家族が長く時間を共にする家。家族を守るためには、災害に強い家が必要です。
では、災害に強い家とはどんな家なのでしょうか?災害に強い家はどうやって建てたらよいのでしょうか?
まずは地盤調査
災害に強い家を建てるには、まず、建築予定地の地盤を調査しなければなりません。
地盤の強さは地質や地形により異なります。
たとえば、一般的に丘の上の地盤は強く、谷底や埋立地は地盤が緩いなど、それぞれ地盤的な特徴が異なるため、地盤の状態はしっかり考慮に入れておかないと、災害に強い家を建てることはできません。
そのため、地盤調査を行い、その結果を基にこれから建てる家に必要な強度を計算します。
構造計算書とは
建物は構造があることで機能しています。柱や梁などがその「構造」です。
構造計算は、特定の建物の用途において、必要な機能、安全性をチェックするために行うものです。
地盤調査を行い、構造計算をすることで「災害に強い家」に必要な強度がわかります。
建物に必要な骨組みを計画する「構造計画」、そしてその建物が災害時などに受ける荷重を想定して計算する「構造計算」をまとめたものが「構造計算書」です。
ヘッジ構法の家は災害に強い家
地盤調査を行い、構造計算書を作成することで、その場所、そしてその家に必要な対策をとることが可能になります。
実は、一般の木造住宅の建設では、1棟1棟、構造計算をすることはありません。
しかし、災害に強い家を建てるという観点では、構造計算は非常に重要です。
弊社が建てる「ヘッジ構法」の家は、詳細な地盤調査と構造の計画・計算を行うことによりまとめられた約200ページの構造計算書が添付される、まさしく災害に強い家です。
ヘッジ構法の家は、学校の体育館など、避難所として使用される建物と同じレベルにて構造計算が行われています。
災害に強い家・ヘッジ(H-edge)構法の特徴
災害に強い家・ヘッジ構法で建てる家には、どんな特徴があるのでしょうか?
ラーメン工法
ヘッジ構法には、通常の木造住宅とは異なる「ラーメン工法」が採用されています。
ラーメン工法は、ビルやマンションなどを建てる際の鉄骨組みと同様の方法で行う木造建築工法のことです。
柱と梁のみで構築するため、耐力壁や筋交を気にすることなく、自由に設計できるという特長があります。
基礎
災害に強い家を作るため、ヘッジ構法では地中梁を入れて基礎の強度を高めています。
一般の木造住宅で地中梁が使われることはありません。
地中梁は通常、高層ビルやマンションの建築の際に使われるものです。
また、ヘッジ構法の家には一般工法よりも太い、安定した基礎が使用されています。
さらに基礎と柱の固定には極太のアンカーボルトが使用されており、このアンカーボルトによる柱脚部の固定箇所は、一般工法の5倍以上、約15tの引き抜き力にも耐える構造になっています。
屈強な造りで、近い将来、起こるかもしれない巨大地震の強い揺れからも住む人を守る家。
それがヘッジ構法の家です。
柱と梁
ヘッジ構法では、特許を取得済みの金物を使って基礎と柱、梁を強力に固定しています。
日本建築学会発行で、木構造のバイブルとされる「木質構造接合部設計マニュアル」にも、この特許金物は掲載されています。
まとめ
私たちは、これからも水害などの災害と隣り合わせで生活していかなければなりません。
家族の命を守るためには、丈夫な家ではなく、災害に強い家を建てる必要があります。
地盤調査、構造計算を行って建てるヘッジ構法の家は、まさに災害に強い家です。
柱と梁だけで構成する最強の木造建築について詳しく知りたい方は、ぜひヘッジハウスまで、お気軽にご相談ください。
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