- 2024.07.15
- 木造
環境にやさしい木の家・木材は再使用、再利用、再生産が可能な循環資源
木でできた家は環境にやさしい。
日本は国土の多くを森林に覆われており、これまでもその豊かな資源を植えて、間伐しつつ育て、そして伐採するというサイクルを通して環境を保全してきました。木は光合成を盛んに行い、二酸化炭素を吸い込み酸素を作り出します。このプロセスが地球温暖化の防止につながることは皆様もよくご存じのことかと思います。
木の家が環境にやさしい理由について、少しくわしく解説してみましょう。
計画的な植林は環境にやさしい
書き出しで紹介したとおり、日本では計画的な植林が行われています。これはただ木を植えるだけではなく、間伐や伐採というサイクルを計画的に進めることで資源そのものを守ると同時に地球温暖化、水害や森林火災などの自然災害を防止してきました。
ただ、過去には無計画な伐採が行われ、森林を痛めつけてしまったこともあります。日本の林業はその過去に学び、今では環境にやさしい方法で木材が生産されています。
環境にやさしい家づくり
木、とくに若い木は盛んに光合成を行います。そのため、若い木が多いとより多くの酸素が生み出されることになります。しかし、若い木が成長するとその森林が必要以上に密になってしまい、太陽光が地面まで届きにくくなってしまいます。そのために「間伐」という作業を行います。
間伐により木が健康に成長すれば、木材としての価値も上がることになります。高齢な木は木材資源として家づくりに利用し、空いたスペースに植林し、また木を育てる。このサイクルを繰り返すことで、木材の生産と自然環境の保全を両立させています。
木は加工時の排出炭素量が少ない
伐採した木を木材に加工するときに出る炭素の量は、金属などの建材と比較するとごく少量です。この点でも木材は環境にやさしいことがわかっていただけると思います。
木は再利用だけでなく再生産できる
現在はさまざまなものがリユースやリサイクルされています。おすまいの地域のごみ出しパンフレットを見ると、どんなものがリサイクルできるのかよくわかるはずです。
木材は当然、リユースやリサイクルすることが可能です。
建材として使われていた木は、状況にもよりますが、繰り返し利用することが可能です。再利用の際もそのまま、もしくは最低限の加工だけで済みます。これは環境負荷を少なくできることを意味します。
金属もリサイクル可能な資源ではありますが、木のようにかんたんに再利用することは困難です。金属は一定の工程を経てリサイクルする必要があるため、木の場合よりも環境負荷が多くなってしまいます。
木造住宅を建てることで期待できる環境にやさしい効果
木造住宅を建てることは、これからの時代にとくに望まれる「サステナビリティ」を実現するためにとても効果があります。
これまでにお話をしてきたように、木は環境にやさしい建材です。私たちが家を建てるときに木材を使うことで、以下のような効果が期待できます。
サステナブルな森林保全
木造住宅を建てることは当然、林業の活性化につながります。林業が活性化すれば、計画的な植林のサイクルもより活性化され、森林の保全と同時に地域経済にもよい影響を与えることになるでしょう。これは国の狙いでもあります。
ちょっとした植林効果
街に一棟の木造住宅が建つ。これにはちょっとした植林効果があります。
木造住宅には自然に存在する木と同じように二酸化炭素を蓄える機能があるので、街に木造住宅が一棟増えれば、その分だけ植林したのと同じ効果が期待できます。
木の家はもちろん人にやさしい
木の家には環境に対してのやさしさがありますが、人に対してのやさしさもあります。
心地よい暮らしを実現できる
木材は金属とは異なり空気や水分を含むことができます。
木材は空気を含むと熱を伝えにくくなります。これにより寒い冬は暖かく、暑い夏は涼しい環境を作りやすくなります。
水分を含むことができるという特性は、調湿効果につながります。空気中の水分量が多ければそれを吸収。逆に水分量が少ない空気が乾燥した状態のときは、それを放出することで適度な湿度の環境を作りやすくなります。この調湿効果により結露を防げるため、カビやシックハウスの防止にも効果的です。
火事に強い
木造住宅は火事に強い…このブログでは何度も紹介していることです。木材は表面が焼けても内部まで焼けるには時間がかかるため、住む人が逃げる時間を稼げます。鉄骨造の家は燃えにくいのですが、鉄骨が火災の高温に耐えられず、木造住宅よりも早い段階で倒壊する危険性があります。
まとめ
木の家が自然環境にやさしく、そして人にもやさしいことがわかっていただけたと思います。
ヘッジハウスは、まさに自然環境にやさしく人にもやさしい家。その頑丈な構造とあわせて家族の住みやすさと安全を実現しています。
注文住宅でサステナブルなマイホームを建てたいとお考えの方は、ヘッジハウスにご相談ください。
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